外注費0円。マイク1本+OBS設定4つで、ナレーションは自分で録れる
ショート動画の案件、ナレーション外注してませんか?
1本あたり数千円、場合によっては万単位。それが毎回かかると、正直キツいですよね。
でも、自分で録れるようになれば、コストゼロで何テイクでも撮り直せます。
「自分の声に自信がない」って人も多いけど、実は声質より環境と設定のほうがずっと大事。安いマイクでも、ちゃんと設定すればプロっぽい音は出せます。
この記事では、初めてナレーション収録する人に向けて、マイク選びからOBSの設定まで全部まとめました。
USBマイクで始めるのが正解な理由
マイクにはUSB接続とXLR接続の2種類があります。
XLRはプロ仕様で音質は最高だけど、別でオーディオインターフェースが必要。初期投資が1万円以上は余計にかかります。
USBマイクなら、PCに挿すだけ。 最近は1万円以下でもナレーション品質として十分なものが揃ってます。
まずUSBで始めて、物足りなくなったらXLRにステップアップ。これが一番コスパの良いルートです。
指向性は 「単一指向性(カーディオイド)」 を選んでください。マイク正面の声だけ拾って、周りのノイズを抑えてくれます。
おすすめマイク3選
① FIFINE K669B(約4,000〜5,000円)
入門の定番。USB-A接続で、本体のつまみで音量調節できる。三脚スタンド付きなので、買ったその日から録れます。
「とりあえず試してみたい」ならこれ一択。
② Audio-Technica AT2020USB-X(約19,500円)
オーディオテクニカの名機AT2020のUSB-C対応モデル。24bit/96kHzの高解像度で、声の質感をしっかり拾えます。タッチミュートボタン、ヘッドホンジャックも搭載。
企業案件を継続的に受けるなら、最初からこれを買っても後悔しないレベルです。
③ MAONO AU-PM420(約6,000〜8,000円)
マイクアーム、ショックマウント、ポップフィルターが全部セット。アクセサリーを別で買い足す必要がないので、トータルで見ると実はかなりコスパが良い。
予算1万円以内で一式揃えたい人にぴったりです。
3機種ざっくり比較
| FIFINE K669B | AT2020USB-X | MAONO PM420 | |
|---|---|---|---|
| 価格帯 | 約4,000〜5,000円 | 約19,000〜20,000円 | 約6,000〜8,000円 |
| 音質 | ○ 十分実用的 | ◎ プロレベル | ○ コスパ良好 |
| 付属品 | 三脚スタンドのみ | スタンド+変換 | フルセット |
| ミュート | ✕ なし | ○ タッチ式 | ✕ なし |
| ヘッドホン出力 | ✕ なし | ○ あり | ✕ なし |
収録環境のほうがマイクより大事
高いマイクを買っても、部屋が悪ければ台無しです。逆に安いマイクでも、環境を整えるだけで全然違います。
部屋選び
狭い部屋が有利。クローゼットの中、毛布を周りに置くだけでも吸音効果あり。フローリングの広い部屋は声が響くので避けたい。
マイク距離
拳1個分(10〜15cm)がベスト。近すぎると息の吹かれ、遠すぎると反響を拾います。
ノイズ対策
エアコン、冷蔵庫、換気扇は録ってる間だけ止める。窓とカーテンは閉める。PCファンが気になるならマイクをPCから離す。
OBS Studioの設定(ここが一番大事)
出力設定
設定 → 出力 → 録画タブで以下を確認。
| 項目 | 設定値 |
|---|---|
| 録画フォーマット | MKV |
| 音声ビットレート | 192kbps |
| 音声トラック | トラック1にチェック |
映像なしで声だけ録る場合でも、OBSは映像ファイルとして出力します。録画後に 「ファイル → Remux録画」 でMP4に変換すると、編集ソフトに取り込みやすくなります。
音声フィルタ(ここで音質が決まる)
ミキサーのマイク横の歯車 → フィルタを開いて、この順番で 追加してください。順番が大事です。
① ノイズ抑制(RNNoise) AIベースのノイズ除去。エアコンやPCファンの音をリアルタイムで消してくれます。
② ゲイン 声が小さければ +5〜+10dB 追加。十分な音量が出てるならスキップでOK。
③ コンプレッサー 声の大小差を均一にしてくれるフィルタ。企業案件のナレーションには特に効果的です。
| 項目 | 設定値 |
|---|---|
| 閾値 | -18dB |
| レシオ | 4:1 |
| アタック | 6ms |
| リリース | 60ms |
| 出力ゲイン | 6dB |
④ ノイズゲート 一定以下の音量を無音にするフィルタ。文と文の間の環境音カットに有効。
| 項目 | 設定値 |
|---|---|
| 閉鎖閾値 | -32dB |
| 開放閾値 | -26dB |
| アタック | 25ms |
| 保持 | 200ms |
| リリース | 150ms |
録音レベルの確認
本番前に普通の声量で話して、ミキサーのメーターが 黄色ゾーン(-12dB〜-6dB) で振れていればOK。赤まで行くなら離すかゲインを下げる。緑の下で小さいなら近づくかゲインを上げる。
収録のコツ
1文ずつ区切る
文と文の間に2秒くらい無音を空ける。編集でカットしやすくなります。
噛んでも止めない
2秒間を置いて、同じ文を最初からやり直す。後で波形見てNGをカットするだけ。
原稿は事前に2〜3回声に出して読む
これだけで本番の噛み率が激減します。
話し方
企業案件なら落ち着いたトーンで、語尾をしっかり言い切る。「〜です」「〜ます」の最後まで息を残すイメージ。スピードは1秒3〜4文字が目安。
まとめ
自分でナレーションを録れるようになると、企業案件の制作スピードとコスト効率が一気に上がります。
最初はFIFINE K669Bみたいな手頃なマイクでOK。大事なのは 「良い機材」より「静かな環境」と「正しい設定」 です。
OBSの音声フィルタをちゃんと入れるだけで、5,000円のマイクでも驚くほどクリアに録れます。
まずは試し録りから。やってみれば「あ、これ自分でいけるな」ってなるはずです。

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